上海文匯新民連合新聞集団、本社ビルの『ローマホール』で27日午後2時、11月9日から5日間上海で行われるアニメイベントの記者発表会が行われました。
(開始1時間前に撮影)
今回のイベントの根幹となる部分はずばり『著作権保護』と『海賊版反対』です。「著作権の保護なくしてコンテンツ産業の発展なし!(※要約いたしました)」という主催の日本貿易振興機構(JETRO)の上海代表処、コンテンツ流通促進センター長の力強い発言のもと、イベントの告知が行われました。
当Blogで再三とりあげている中国のアニメイベントをずばり一言で言うと『海賊版グッズの即売会』です。今回のアニメイベントは会場の規模こそ小さいですが、展示作品は日本動画協会のものを使用しており、中身のあるイベントになっています。
間違いなく中国で初めて正規版コンテンツだけで行われるアニメイベントだと言っても過言ではありません。
アニメの展示作品は中信泰富広場の地下1階で行われます。
また今回のアニメイベントはアニメ作品の展示以外に、映画上映、シンポジウムを準備しています。
映画は新海誠監督『雲のむこう、約束の場所』と押井守監督『イノセンス』の2本が公開される予定です。場所は蘭心大劇場です。
そしてシンポジウムは次の4つのテーマに分かれ、2日かけて行われます。
テーマは以下のとおりです。講師の方もそうそうたるメンバーが招待されています。場所は記者発表会と同じく文新集団のビル内です。
11月11日
「アニメ制作の現状と課題」
「アニメコンテンツビジネスについて(マーチャンダイジングなど)」
「アニメコンテンツビジネスとメディアの関わりについて」
11月12日
「著作権ビジネスの重要性と海賊版対策について」
(展示・映画・シンポジウムのポスターです。)
もっと細かく紹介しなければいけないのですが、何せ10月入って何度も『寝るときに空が明るくなっている』という状態です、いまモーレツに眠いです…。ということで詳しくは明日にでも加筆させていただきます。
最後に今回のこのアニメイベントの成功率は本当に未知数で、関係者一同期待と不安が入り混じっております。しかしできる中で最大限努力して準備をしてきたイベントなので、残り約2週間、精一杯がんばろうと思います。
けど、今は睡魔に勝てません……。おやすみ。