『OLにっぽん』というドラマを見ました。
自分の会社の業務が中国に業務委託されてしまう、どうする私たち(日本人)!?・・・・・・というのが、このドラマのテーマの一つですが、見ようと思ったきっかけは冒頭のロケ地が杭州だったからに他なりません。杭州(こうしゅう)と聞いてまずたいていの日本人は発音も同じ広州(こうしゅう)を連想するため、ビジネスマンの間では「くいしゅう」、航空会社や現地に滞在している日本人は中国語の発音により近い形で「ハンジョウ(ハンチョウ)」と言います。ドラマでは主演の観月ありさが「こうしゅう」と発音していましたが、これは何か別の意図があったのでしょうか。
ドラマの詳細なあらすじは公式ホームページをチェックしてください。
http://www.ntv.co.jp/ol-nippon/
まず、ドラマの構成がすごくよく出来ていて、中国に滞在経験のある日本人、特に日中間で業務が関係しているビジネスマンには見ごたえのある内容だったのではないでしょうか。そしてNHKのドラマ『上海タイフーン』より、登場する中国人はむしろ『OLにっぽん』のほうが自然な感じがしました。色々気になるところはありますが、杭州出張中に購入するお土産で、同僚から頼まれた海賊版のブランド品を物色するシーンに登場するあの店。一体場所はどこだろうと気になります。もっとも、お店がセットで作り物であったとしても、
店の作りや店主の再現度が高くで感心しました。しかしこの海賊版のお店の存在やらを、よく中国の広電総局が許可したなと。撮影の協力機関としてエンドロールに名前が入っていましたが、もしかして当の局は知らなかったりして・・・・・・。
もう一つ、このドラマに登場する日本に研修でやってくる中国人役で
ローラ・チャンがいます。教育テレビの中国語の番組に登場するようになって知ったのですが、彼女は杭州出身で、2005年に大ブレイクしたオーディション番組『超級女声』の杭州地区においてTOP50に入っていたそうです(後から知りました)。
杭州出身と聞いて急に親近感がわいたわけではありませんが急にファンになってしまいました。現在、日本のグラビア活動が中国大陸で「過激なポーズの写真」と問題視され、マイナスなイメージを書かれているだけに、それを払拭するためにもこのドラマの役で頑張ってほしいです。会社の電話を「もしもーし」と出たところ、ツボにはまりました
長文になったので最後に気になったもう一人の研修生役の
タン・ジャースーさん。彼女は何者なんだろう・・・・・・と調べると、番組の公式HPにプロフィール込みのBlogが開設されていました。
スースーのにっぽん日記
http://www1.ntv.co.jp/ol-nippon/nippon-diary/
出身は湖南省で~・・・・・・おっと、ドラマの役と設定が同じではありませんか。日本語も現在進行中で勉強中とのことで、何かこのドラマの制作に関しては、作りこみの部分で本気度を感じます。ドラマの会話中で交わされる中国語も自然に感じます。『上海タイフーン』も作りこまれているものの、それが少し大げさすぎて、リアリティが損なわれているように感じるだけに残念です。でも
、林丹丹はかわいいので五分です。OLにっぽん、第2話目が楽しみです。
(関連リンク)-----------------------
OLにっぽん
http://www.ntv.co.jp/ol-nippon/cast/index.html
→ ローラの中国語レッスン
http://www.ntv.co.jp/ol-nippon/chinese/index.html
(かなり上級者向けだと思うのは私だけ?)
上海タイフーン
http://www.nhk.or.jp/dodra/typhoon/
ローラSMILY日記
http://ameblo.jp/rola-chen/
ローラ・チャン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/ローラ・チャン
スースーのにっぽん日記
http://www1.ntv.co.jp/ol-nippon/nippon-diary/
林丹丹(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/林丹丹
杭州NAVI
http://www.hznavi.com/
「ローラ・チャンが可哀相なことに・・・」
http://www.doblog.com/weblog/myblog/13145/2618131#2618131
(だーだおの杭州生活雑記)
超级女声2005公式ホームページ ※中国語
http://supergirl.hunantv.com/
http://supergirl.hunantv.com/hz50.htm
(杭州地区TOP50の出場者たち)
http://supergirl.hunantv.com/hz505.htm
(ローラ・チャン、当時はまだ学生)
comments
はじめまして たかと申します。
このドラマが終わって、もう1年経ちますね。私は今でも大切に見続けているドラマです。このドラマを観る前は、中国にあまり関心が無かったので、とても新鮮でした。
ダーシャンさんはとても中国に詳しい方なんですね。杭州のことは特にドラマで観る事が少なかっただけに、とてもためになりました。
このドラマで、努力をすることの意味をあらためて問いただされました。
私事ですが、しばらく精神的な病気に苛まれていて正直自堕落な生活をしておりました。やっと見つけたアルバイトの仕事(パソコンのインストラクター)をしておりますが、もう一度生まれ変わって頑張ろうと決意させてくれたドラマでもありました。アルバイトと言ってもまるで営業職のように日々売り上げに苦悩する毎日ですが、一日一日をまじめにやってきたこともあって、上から一定の評価を頂きました。(失敗もそれなりにありましたが)
本放送でのドラマの評判は、視聴率からしてあまり芳しくなかったようでちょっとだけ残念です。
まさか自分がここまでドラマにハマルとは思ってもみなかったし、一年経っても心に残っている事は無かったので正直驚きでした。
なんだかいろいろ書いてしまいました。
それでは
たか