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大陸のテレビ局を揺るがすだろう松下のネット対応TV。

グーグルと松下が提携し、松下のビエラでYouTubeなどの動画コンテンツなどを観ることができるようになるそうですね。しかしYouTubeで配信されている映像の画質はお世辞にも綺麗とは言えませんから、そのへんの問題はビエラが画質を補正するようなシステムを搭載するんでしょうか(大画面でブロックノイズのひどい映像を観るのはチョット……)。

もっとも将来的にYouTubeがハイビジョンに対応し、ユーザーが持つデジカメは標準でハイビジョンのクオリティーを撮影できる機能が実装される、そんな時代がすぐにやってくるでしょう。

私はこの提携によってネット対応TVがすぐに既存のテレビに影響を与えるとは思いません。アメリカは知りませんが日本のテレビ業界は当面大丈夫でしょう、説明は省きますが。

しかし中国は違います。もし中国の家電メーカーが中国本土(台湾・香港含まない)のYouTubeと同じような映像配信サービスサイトと提携し、同じようなサービスを始めたら中国国民の視聴スタイルが激変して中国のテレビ業界を壊滅させるだけの影響力はあると思います。
中国本土でもYouTubeの成功とともに数多くの映像配信サイトが誕生しました。代表的なところでは「土豆網(ジャガイモネット)」、「六間房視頻(シックスルームチャンネル)」、「Mofile視頻分享(Mofileチャンネルシェア)」といったサイトがあります。実際はもっとあるでしょう。

YouTubeと違うところは、中国本土のユーザー向けに特化しているといったところでしょうか。ちょうど日本のニコニコ動画のような感じです。海外(日本)からはアクセスが異常に遅いものの、中国国内からは快適なストリーミング映像を楽しむことができます。

さてこれらサイトを含む中国の映像配信サービスサイト上にある映像コンテンツは、一般人が投稿したビデオ映像以外にテレビで放映された映像コンテンツが大多数を占めています。それは中国国内のものだけにとどまらず、海外の韓国や日本のドラマ、そして規制されているはずの日本のアニメのほとんどを視聴できると言っても過言ではありません。しかもファンサブ(※『字幕組』と呼ばれる愛好者)が中国語の字幕をつけているため、視聴になんら困ることはないのです。

仮にこのような現状で中国家電メーカーがネット対応のTVを発売し、それが普及するとどうなるでしょうか。中国のテレビ業界は局が多くチャンネル数が多いために視聴率が分散しています。それが原因で番組の質が低下し、さらなる視聴率の低迷につながっているのに、『いつでも』・『自由に』・『面白い』映像コンテンツを視聴することができるネット対応TVが登場すれば、ユーザーはますます既存のテレビを観なくなるでしょう。



……とは言うものの、目立てば法律ですぐ規制されるのが中国市場です。今はほぼ、野放しになっているネットの映像配信サービスにも、今後なんらかの規制が入るでしょう。そのため中国本土で前述したような勢いでネット対応TVが広まるとは思いませんが、潜在的な可能性は未知数でしょう。

今回の松下の発表を知って……いや、それ以前にこのネット対応TVのサービスを考えている中国人ベンチャー企業が、虎視眈々と機をうかがっていることでしょう。もしかしたら規格争いでもめているIPテレビを吹っ飛ばすぐらいの勢いがあるかもしれません。

IPテレビのことなどは、また今度。


---(関連サイト)------------------------------------------------

「グーグルと松下が提携、ビエラからYouTubeにアクセス」
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20364334,00.htm
(CNET Japan)

「土豆網」
http://www.tudou.com/

「六間房視頻」
http://www.6.cn/

「Mofile視頻分享(Mofileチャンネルシェア)」
http://tv.mofile.com/

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