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夏休み、上海2つのアニメイベントの結末。

前回の続きです。

ここ3年は、毎年のようにもう一つのイベント『中国国際マンガ・アニメ・ゲームフォーラム』と開催日がぶつかっていながらも、独自にイベントを発展させ形を作ってきた感のあるイベント『2007カートゥーン総動員』。主催は上海のメディアを一手にまとめるSMG(Shanghai Media Group)が行っているとあって、CMは自分のところの電波を使ってバンバン流し、去年からはここ2〜3年で唯一輸入された日本アニメ『テニスの王子様』を前面に押し出したイベント作りを行っています。

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(今年もテニプリの声優さんたちが来た)
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(会場は『東亜展覧館』という、学校の体育館のような場所で行われるが、なぜか隣の大きな八万人体育館を背に入り口を作っているのがチョット見栄っ張りな感じ。)

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(これが『東亜展覧館』の入り口)

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(テニプリブースではイベント限定グッズが今年もいくつか販売されていた)

photo - SMG
(主催のSMGのブースが入った入り口すぐにデーンと構える。マスコットキャラクターの『虫虫』のグッズをそろえているが、サ○スパ○クの模倣と言う人も……)

photo - fandoucheng
(バンダイの中国代理商のトイザらスのブースではガンプラを中心に物販メイン)

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(あいかわらずこうした海賊版グッズを販売するブースはちょろちょろとあった)


今年は色々と都合がつかず平日の火曜日に行ってきましたが、来場者は結構いました。週末は声優さんとの交流会などが行われていたため、きっと去年並みに人がもみくちゃになっていたでしょう。

さて肝心のイベントの中身ですが、去年と同じような物販が中心の内容となっています。つまり、イベント主催者は完全にこのイベントをBtoCのお祭りイベントにして、出来るだけ多くの来場者を確保し利益を出そうという思惑が伝わってきます。入場チケットが50元という強気の価格で攻めていることからも、チケット収入&業者の出展料で稼ごうというのが推測できます。マンガ作品の展示スペースが無い徹底ぶりでしたが、たとえば今年夏に上映されることになったドラえもんの映画の紹介ブースなど、中国ですでに展開されているキャラクターや作品に関しては、たとえばADKやA.I(アニメーションインターナショナル ※香港)が気合の入ったブースを出展していました。

photo - dora2
(上映されるのは昨年の「のび太の恐竜2006」。夏休みにいい興行成績を上げてほしい)

photo - dora
(この人形を背景にたくさんの中国人のドラえもんファンが写真撮っていた)


さて、同じ『アニメイベント』という言い方一つ取ってみても、この上海で行われた2つのアニメイベントの内容には実にはっきりとした差があることがわかります。その中でどちらのイベントにも共通しているのが、中国のマンガやアニメ作品の展示が少なくなってきているということです。いつも思うのが中国政府が発言している「中国の動漫(アニメ・マンガ)の発展のために、動漫節(アニメイベント)を開催する」ということをないがしろにしてて、それでいいのかと思ってしまいます。

はっきり言って今年の『第3回中国国際マンガ・アニメ・ゲームフォーラム』で、日本のゲーム企業が出展して自社のコンテンツを持ってきていなければものすごく内容が乏しいイベントに終わっていたでしょう。『2007カートゥーン総動員』も、テニスの王子様やドラえもん、その他多くの日本作品がなければアニメイベントとして成立しなかったでしょう。本当に中国のマンガ・アニメ界の発展を思うなら、日本のコンテンツをこういうところで良い意味で利用して、もっと中国の作品も出していかないといつまで経っても、中国のマンガ・アニメ業界の未来に光が差すことは無いでしょうね。


中国の動漫事情がどういう方向へ行くのか知る由もありませんが、この2つのイベントの勝敗をあえて決めるなら、去年に引き続き、やはり『2007カートゥーン総動員』に軍配が上がるのではないでしょうか。何かが際立っていたということではなく、『第3回中国国際マンガ・アニメ・ゲームフォーラム』のイベントの方向性がぶれており、BtoC路線を突き進んでいるSMG側のイベントが充実しているように感じたからです。改善点として『第3回中国国際マンガ・アニメ・ゲームフォーラム』は、もうマンガ・アニメといったコトバをイベント名から取り払ってしまい、ゲームに特化させたほうが、周りの業界関係者を困らせることもないため、良いんじゃないでしょうか。あ、でもそうなるとChina Joyとかぶっちゃうけれど、まぁ規模が違うし、大型筐体とソフトウェアじゃ扱っている範疇も違うから、ケンカすることもないでしょう。

とりあえずこの2つのイベント、いい加減にお互いの開催日をずらすか、一緒に手を組んで一つのイベントとしてやるか、仲良くやってほしいものです。

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