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10月初めに行われた日中アニメ・マンガ文化交流の影で…

10月初めにある中国系サイトに掲載されていたニュースによると、『日本国土交通省と中日アニメマンガ研究センターとの協力によって『2006中日動漫交流訪問団』が結成され、日本のアニメやマンガに関係する場所を6日間に渡って訪問した』とあります。

5日に国土交通省や外務省との名だたる高官たちとの面談を、6日には宇都宮市文星芸術大学にて『中日アニメマンガ研究センター』設立のテープカットのセレモニーなどが行われたそうで、訪問団には宇都宮市から栄誉市民(※中国語からの翻訳なので正確な単語は不明)が送られたとのこと。


内容をだいぶ割愛させていただきましたが、この文章だけですとアニメ・マンガを媒介にした日中間の交流イベントの様子に過ぎません。しかしこの続きに書かれていた一文に、私は非常に注目しています、それは↓

この『中日アニメマンガ研究センター』は、日本側は超党派議員である『日中新世紀会』、中国側は北京電影学院動画学院と≪動漫販≫雑誌社共同によって画策され成立している。



『動漫販』って、反則スレスレ(というよりアウトロー)な、中国のアニメ・マンガ関連情報誌だということを、日本側の関係者たちは知っているのでしょうか?

意訳すると雑誌のタイトルは『アニメファン(仮)』と言ったところでしょうか。写真がないので残念ながら実際の雑誌をお見せすることができませんが、下記公式ホームページにアクセスしていただけると雰囲気だけでも何となくつかんでもらえると思います。

http://www.acfan.com/


その訪問団に関する記事を読み続けていくと、今後の日中のアニメ・マンガ界における交流に関して終始良いことが書かれているのですが、私にはこの一点だけがどうしても引っかかりました。つまり〜、ポテトフライをかじりながら「ワタシ、今日からダイエットするわ♪」、と宣言されているぐらいの違和感……。

『動漫販』は間違いなくただ、日本のアニメ・マンガコンテンツが中国で売れているから「えぃ、われも続け!」とばかりに販売されている海賊版アニメ雑誌のうちの一つです。そんな雑誌関係者がこのセンター設立に関与している状況で『日中のアニメ・マンガ業界の交流が新しい局面を迎え、さらなる成長を遂げ……』られるはずがない



一つ、日本側はこの『動漫販』に対して厳しく抗議してもいいと思います。この『動漫販』がどのくらい関与しているのか、その責任の所在をはっきりとさせておくべきです。

中国で9月から始まったゴールデンタイムでの外国産アニメの放送禁止や、規制されている日本のマンガなど、日中間のアニメ・マンガはビジネスの面では最近逆風ばかりが吹いています。そんな中、実は『交流』は意外と行われているのをご存知でしょうか。ただしそれが規制緩和につながっているわけでもなく、最近ある関係者は「中国側が自分のところの(アニメ・マンガの)学校や基地のハクをつけたい、名前を売り込みたいがために日本側のアニメ・マンガ業界関係者との接触を希望している」と“あくまで個人的見解の範囲”としながらも話しておられました。ここ最近の中国のアニメイベントなどを見ているとまんざらでもないかな、と思いますが……。

私としては日本側を利用するなら別に大いに結構と思います。しかしもっと真摯に、中国のアニメ・マンガ業界や市場をどうすれば作っていくことができるのかを考えてほしいものです。補助ばかりつけているだけでは思い描く巨大な市場など、この先、到底この中国に現れるわきゃないですから。

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