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一定期間更新がないため広告を表示しています

適当な日本のニュース番組について。

おまたせしました、当Blogを管理しているダーシャンです。

今年に入り更新頻度が極端に遅くなってしまい、4月は一度も更新なし…。5月も似たようなものですっかり固定のファンがいなくなってしまったかなと、いつも訪問してくださっていた方たちには申し訳なく感じております。せめて週末に1度の更新ぐらいは保とうと思っていたのですが、いつも週末が忙しかったため思うような更新ができませんでした。

ごめんなさーい。


さて、それではリアルタイム更新!…とならなかった「第2回中国国際アニメフェア」のレポートから行いたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

ところでこのアニメフェアのことを取り上げていた日本の番組があったことをみなさんご存知でしょうか? 一つはフジテレビで放送されていた「スタメン」という番組、そしてもう一つは「リアルタイム」という日テレのニュース番組でしたが、その中の一つ、「リアルタイム」について酷評させていただきたいと思います。

日本にいる友人がビデオで録画してくれていたのでそれを見せてもらったのですが、この番組、簡単に紹介すると朝のニュース番組で、その中で3分ほどアニメフェアの様子が取り上げられていました。しかしその番組の内容があまりにもひどいので苦言を一つ。
番組を要約すると「お隣の中国では日本アニメが流行ってるんだけれど海賊版とか、アニメを反日教育とかに利用してるんだってさ」、ということを今回杭州で行われたアニメイベントと合わせて紹介されていたのですが、なぜか場所が上海ということになっていました。冒頭でキャスターがはっきりと「こちらのイベント、秋葉原ではありません。中国の上海です。」と言いきっていました。

しかしアニメイベントが行われた場所は浙江省杭州市です。

映っている映像は杭州で行われていたアニメフェアそのものでした。

杭州…。
2004年に日本からの直行便がようやく開通して、西湖や龍井茶といった特産品が日本でもボチボチ紹介されるようになってきましたが、日本での知名度はまだまだといったところでしょう。だからなのでしょうか? その杭州で行われたアニメフェアが、番組の中では上海で行われていたイベントと誤解されたままのような構成になっていますし、最後まで杭州の名前が出ることはありませんでした。日本からロケ隊が行ったのか、中国の支局からロケ隊が行ったのかはわかりません。最終的にどちらで編集作業を行ったのかもわかりませんが、あまりにも適当すぎやしないか?と思います。いくら杭州の知名度がないからと言って、こんないい加減でいいのか?と疑問に思いました。正直軽い怒りさえ覚えました。実際中国語の訳も間違えてました→网球王子[wang3 qiu2 wang2 zi]をちびまるこちゃんと訳してましたが実際はテニスの王子様です。

しかし本当に怒っているのはそこではありません。「お隣の中国では日本アニメが流行ってるんだけれど海賊版とか、アニメを反日教育とかに利用してるんだってさ」という内容を、いかにも今の日本に住んでいる一般的な日本人が中国に対して持っている通りのイメージに沿ったような構成に怒っているのです。意図的に作っているようにさえ感じます。終わりの部分のナレーションでは「中国の若者をひきつけてやまない日本のアニメですが、純粋な娯楽とは言えないのが実情のようです」と締めくくっていますが、実際はそんなことはありません。海賊版の問題はあるものの、すでに多くの若者の間では日本アニメは娯楽となっています。ここのナレーションは、「日本のアニメはビジネスとしては成り立っていないかもしれませんが、すでに娯楽の一部として中国の若者を中心に受けいられているようです」、というような表現にするのが的確だと思います。

私が思うにこの1コーナーの構成を作る前の段階で、撮影隊、もしくは構成を考えた担当者のロケハン不足か、単に事前調査・事後の資料探しなどを怠った結果だと思います。この撮影隊かどうかはわかりませんが、日本の撮影隊とそのレポーターが今回私と友人とで出展したブースで販売していたお守り(神社から持ってきました)を手にとり、「見てください、中国のアニメイベントでは日本のお守りがアニメのグッズとして売られています(※内容はこんな感じのことを言ってました)」、とコメントしていました。いい加減な仕事です。


時には意図的に構成を決めてしまって番組を仕上げるのは仕方のないことなのかもしれません。しかし視聴者が誤解してしまうような内容をニュース番組の中で流すことに一体何の価値があるというのでしょうか? 最近ニュースサイトで中国アニメ関連の記事をよく目にするようになりましたが、意外と不適切なものが多くて、そういう記事を見つけるたびにいつも腹立たしく思います。

ところでもう一方の番組『スタメン』ですが、こちらは事前のロケハンがしっかりされていたのか、見ていて楽しい番組内容でした。またこの件については後日。


関連サイト-------------

日テレ『リアルタイム』
http://www.ntv.co.jp/real/

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comments

こういうのはインフォメーションとエンターテインメントを合わせて「インフォテインメント」と言ったりするらしいです。報道と娯楽が融合して、嘘を混ぜてしまう悪い習慣なので、ドラマのようにフィクションと割り切って見るしかありません。

  • お茶妖精
  • 2006/05/30 8:01 AM

いつも興味深く拝見させていただいております。
ニュースに限らず、日本で放送される中国ネタには、先入観に基づく仮説による取材、取材不足が頻繁に発生していますね。アジアカップ決勝戦や05年4月の反日デモの時には、北京在住日本人に対して"インパクト"の強いデジカメ映像を探し回っていたテレビ局がありました。人気番組「超級女声」に言論統制の圧力がかかっているなんて紹介していた番組を日本で見たこともありますし....。

いや〜、久しぶり。
全然更新がなかったから、忙しさのあまり、
くたばったのかと思ったよw

俺は中国に関しての情報を得るのがほとんど
テレビからだから、「こうです」と放送されれば、
「こうなのか」と思ってしまうわな。
実情を放送してくれないと、本当の所はまず分からない

  • tagao
  • 2006/05/30 8:08 PM

お久しぶりです!初コメントですね。アニメイベントではお世話になりました。

ダーシャンさんの今回の記事を読んで、そういった報道がされている事、すごく悲しく思いました。

ブースに来てくれる人たちは、マンガやアニメを通して、日本や日本語に興味を持ってくれてる人がすごく多かったし、私も、その会場で日本人だからといって不愉快な思いは全然しませんでした。むしろ、私が日本人だと知って、日本語であいさつしてくれたり、嬉しいことのほうが多かったです。

「マンガ、アニメを通して、こんな風につながるっていいな。すごい可能性があるんだな。」と思っていた矢先のことだったので、こういう捉え方をされたことがすごく残念です…(;-;)

こういう無責任な報道は、やめて欲しいですね。日本に興味を持ってくれてる人たちに失礼ですから。

初コメントで長々とスミマセン(><)失礼しました〜


  • chai
  • 2006/05/30 8:58 PM

 はじめまして、私は上海から来たの留学生です。日本のアニメに興味があるが、まだまだ初心者です。また、上海にも何年か離れて、中国現在のはやりを教えてください。よろしくお願いします。

  • vivian
  • 2006/06/06 4:16 PM

”おかしい!””間違ってる!”と思ったら、直接テレビ局へ連絡したらいいと思います。そして、
”次回こういうことやるときは僕に相談してみてください。”と話したら双方にとって良い話になっていくと思います。
そういうアプローチって普通にあります。
怒ってるだけより、良いほうに向けた解決策の提案を考えるほうが楽しいと思います。

また、”杭州”を”上海”と言うのは、”杭州”と言っても認知度があまりに低くて、そこに説明コストをつけられなかったからだと思います。日本でも、ヨーロッパ人に対して”私は埼玉県に住んでいます。”というよりは、”東京に住んでいます。”と言うことがあると思います。
はやく、”ハンジョウ”と発してもらえるようになりたいですけどね。

おせっかいコメント、失礼しました。

  • jiezi
  • 2006/06/13 9:30 AM

せっかくコメントを寄せていただいたのに返信が遅くなってすいません、やっと色々と一段落したのでほんと、更新のほうもがんばらなくちゃ。

>お茶妖精さん
そういうことがあるのですね。
しかしニュースなのだから『あったこと』を『きちんと』伝えてほしいものです。

>ぺきんのぐっちさん
いつも見に来ていただきありがとうございます。
そんなぐっちさんをがっかりさせないように、更新きちんとがんばりたいと思います…。

反日デモの映像はそういうマスコミの方のがんばりのおかげで、未だに中国でそれが起こってると思い込んでる親戚がいて、心配させないよう説明するのに一苦労です。

>tagaoさん
一時期くたばってましたが(苦笑

まあ確かに実際に中国にいるのでこんなことを言っておりますが、言ったことのない国のこととなるとやっぱりテレビニュースをそのまま信じてしまうところはあります。

>chaiさん
本当にあのときはありがとうございました。
次があればまたよろしく(w
そして周りの人たちには実際の体験を同じように話してあげてください。あのときのことを知っている日本人なんてそう、何人もいませんから貴重です。

>vivianさん
はじめまして、こちらこそよろしくお願いします。
最近の上海の流行ということですが、日本で流行ってるアニメやマンガなら何でも人気があるんじゃないでしょうか? ただ、一つ、日本ですごく人気のあるプリキュアがなぜかこちらではあまりパっとしません。

>jieziさん
実はこの番組のホームページ内に『情報・ご意見大募集』というコーナーがありまして、そこにこの件に関してメッセージを送りました。私の連絡先のメールアドレスも書いて送ったのですが、すでに半月以上経つ今、未だに連絡はありません。もともと向こうから何かしらの回答があった場合、それも載せていこうと考えていたのですが、現在も返事がありません。

http://www.ntv.co.jp/real/form/index.html

ただおっしゃるように、もう少しこれを『チャンス』と捉えて、「相談してください、次回は私がアテンドします」とお伝えすれば仕事が一つ取れたかもしれませんね(w;

そしてなるほど「説明コストがつけられなかった」というのも何となくわかる気がします。これが北京や大連、広州だと問題なく字幕のテロップで説明されるのでしょう。


発音が「商売“繁盛”のハンジョウ」でもいいから杭州の名前を覚えてほしいものです。


  • dashan
  • 2006/06/14 5:14 AM

ちょっと話がずれますが。

「日本のアニメはビジネスとしては成り立っていないかもしれませんが、すでに娯楽の一部として中国の若者を中心に受けいられているようです」

に最近日本のアニメオタクを中心として怒りとも諦めとも付かない感情が、ネットを中心に流れているようです。軽蔑に近いかも知れません。

何でかというと、結局お前らは正規で見られる機会があってもタダで利用したいだけとちゃうんかと、個人利用で他に方法がないのなら仕方ないのが、全体的に中国は日本製をかすめ取りたいだけと違うんか、という疑念があるからのようです。
最初の時点では確かにアニメを中国人が見ている、というだけで驚きだったのですが、例の、くれよんしんちゃんの正規販売が違法業者のせいで不可になった件のあたりから、どこまでも盗んでいくだけで何の利益ももたらさない、それだけならまだ我慢出来るが、それを是正しようともしないばかりか、それを増長させてしまっている中国側に、いい加減にしてくれと思われてしまっています。で、そのことに対する負の感情が、匿名掲示板やBlogを中心に最近しみ出てきて、ネット上の情報でしかこの手のことにふれられないアニメオタク等が盗人中国のイメージを強固なものにさせているのは間違いありません。


これは韓国やアメリカ側に対しても似たような感情が生まれつつあるので、何も中国だけにとどまらないんですが、
★米国 アニメDVDの値下げ圧力続く
http://kingear.blog17.fc2.com/blog-entry-617.html#CommentHeader
ANIMEの値段がわが国では高すぎませんか
http://www4.ocn.ne.jp/~tmf00a/04212006.html

もとから諦められ、嫌韓という言葉が一般にすら流れてしまっている韓国や、まだ何かしら正規流通に対する望みのありそうなアメリカよりも、現在の中国に対する負の感情がよりいっそう静かで派手さのない分深く浸透している。そのような流れが生まれつつあります。
またこの感情には日本人は今ではまともにアニメも見られない環境にあって、P2PやYouTUBEなどの地下手段も使用できない、または使いたくないのに、なぜ中国や韓国(広く言えばアメリカを始めとする諸外国も含めて)がああもどうどうとアニメやマンガを勝手に堂々と見られるのか、なぜその彼らの分まで日本人が払わなくてはいけないのかという不条理さへの怒り、そのことに対しての彼らの無知、そして知っていてもそのことをスルーして仲良くしたいと口走る彼らのダブルスタンダードの態度に対するネガ的な心象につながっています。
DeepParanoia-アニメ地方放映状況まとめサイト:2006年7月期
http://d-paranoia.sakura.ne.jp/anime/anime.html
http://paranoia.sblo.jp/article/341920.html#comment

(これは今の日本の事情説明になると思いますが)
おまけに大抵のDVDの値段は50分6千円もして、まともに買える値段でもないのにそれも時期を外せば買えない。最近では地方でレンタルが厳しくなっているので、買わないと見られない環境の人も増えています。
そしてCSを中心とした衛星放送もあくまでもDVDの販促ですから非常に画質が悪く、地上派放送より劣るのが当たり前になってから久しいのです。

100分十ドル程度でも買えるアニメDVDがあるアメリカや、いくら物価が違うとは違うとはいえ、原価も出ているかも疑わしいほどの値段で売られる(一枚5元程度と聞きます)中国の海賊版DVDを始めとして、
モラルさえ気にしなければ、日本より豊かな日本製文化商品ライフを送れる中国側に対して、彼らを「富ませる」ために個々人が大金を払っている格好になりながら、まともにアニメライフもできようがない日本側(本当に一部の地域だけです、この感情と無縁にいられる人は)の間で仲良くしようと日本側は思うのは相当の理性の努力が必要になります。
しかも地デジ環境の整備で上にあった視聴環境はますます悪化するのです。
このことにほっかむりしていたら、多分将来、双方に相当の禍根をもたらすことになりかねません。

今の時点でアニメをボイコットしたい人も日本にはたくさんいるようですが、それをしたら、タダでさえ中国並みの給料で苦しんでいる現場の末端アニメーター達がこれ以上追い込まれることになるので、正規版を仕方なく買う人もいるのが現状です。
そういう人たちもこの世界的な現状、特に中国などにはあまり良い感情を持っていないのも事実なのです。
表に出ていないだけ

  • dashanさんへ
  • 2006/06/18 5:20 AM

(続き)
表に出ていないだけあって、その流れを最近ひしひしと感じます。
韓国に対するネット上で流布する感情とは違い、極めて冷静、そしてどこか諦めにも似た感情が底にあるからこそ、一層まずいのです。
ただの嫌韓や嫌中とは一線を画す流れで、それは根本的なところで違っています。

多分日本のTV局も、そこのところの感情(彼らはそれを肌身に知らない東京の人と思いますですが)を微妙に救いとったのかも知れません。これ自体については推測なんですがね。

  • dashanさんへ
  • 2006/06/18 5:30 AM

>(お名前がわからない方へ……)

色々とためになる話をありがとうございます。
おっしゃりたいことはよくわかりました。こういう視点や空気は日本にいないと感覚がずれてしまってわからなくなっているので貴重です。


(ここから自分のことになりますが)

このBlogでは以前から中国の海賊版に関する内容を取り上げておりますが、中には『いかにも日本人的な視点から』面白おかしく書いた内容もあります。

しかし最近それだけではヨロシクないと思うようになりました。なぜならそれだけしか書いていないと、中国を知らない、来たことない日本人はそれだけを見て中国に対するイメージを固めるからです。例えば、昨年中国各地で勃発した(と伝えられている)反日デモについてですが、日本では連日報道され全土があたかも危険な状態に陥っているかのような取り上げられ方だったと聞いております。

確かに危険は危険でしたが、例えばデモの大半は地方から参加した出稼ぎ労働者で、日ごろのうっぷんを反日に乗じて投石をしていたことを知っている日本人はそう何人もいないでしょう。
http://dashan.jugem.cc/?eid=112
(そのときの様子をちょこっと昔書いてました)

なのでこのBlogでは海賊版のことはもちろん取り上げていくのと同時に、日本の報道では決して見られないような角度の内容を書いていこうと思いました。


それではこれからもよろしくお願いいたします。

  • dashan
  • 2006/06/18 6:21 AM
   

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