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第1回中国国際アニメ・マンガフェスティバル総評 その4

「宮崎駿監督はなぜイベントに来なかったのか? 〜だまされるな!『何でも出来ます』と発言する日本人ブローカーに」

前々回前回記事の予告どおり、なぜ来なかった(デマカセだったのか)を記事にしたいと思います。

中国のことをよく知らない日本人、日本人気質をよく解っていない中国人であれば簡単にだまされます、「日中友好の架け橋」を名乗る人物に。

一般的に言われていることとして、日本人は知らない物、行ったことのない場所では不安を覚えます。そこでちょっとでも「私(俺)に任せておけ」という人物が登場すると以後、その人物に対しては啓蒙的に頼ってしまう傾向があります。
一方中国人は話が少し大げさでも、大きいことや自分に利になる話に耳を貸さない人はいません。そこで「私(俺)なら何でもできる」という人物が名乗りをあげようものなら、以後その人物の発言が正しくなり、例え他の誰かが事実と違っていると指摘したとしてもそう簡単には考えを改めようとは思いません。

そういう日中どっちにも良い格好する八方美人な人物を私は仲介人、もしくはダークな意味あいをこめてブローカーと呼んでいます。今さっきの例はあくまでこうしたブローカーにだまされる典型的な日本人・中国人として認識していただければと思います。

ちょっと回りくどくなりましたが、今回のイベントで、やはりこうしたブローカーが登場し、こう発言したそうです。「(私が)スタジオジ○リと話をつけてきたから宮崎駿監督がやってくる」。
日本人であれば監督を連れて来ることがどれほど大きなことか、そもそもアポとって交渉
するのが丁稚みたいなのに任せられるような仕事でないことなど、よほどのボンクラでない限り理解できるはずです。しかし良くも悪くも、中国ではかなり社会的に地位が高い人物とも比較的簡単に接触することができるため、中国人がその辺の感覚を理解するのが難しいのでしょう。

結局イベント開催中に宮崎駿監督が会場を訪れることはありませんでした(あったりまえだけどね!)。私の知っている、あるブローカーの方が暗躍されていたそうです。正直なところ、別にこういうブローカーの存在を全部否定するわけではありません。中にはブローカーだけどそれなりに日中をつなげる仕事をきちんとこなしている方もおられます。問題なのは、たとえ話を大げさ(半分ウソみたいなもん)に発言するにしても、ちゃんと自分の言葉に責任を持て!と言いたい。
去年、うちの会社が主催で開いたマンガ展では2人のブローカーが運悪く社長に取り入ってしまい、「世界的に有名な猫」や「超有名ロボットアニメ会社」のコンテンツを持って来ると言っておきながら情勢悪化で、文字通り姿を消しましたからね。そして当日、ひょっこり現れて一言「調子はどうだい♪」。

この手のブローカーさんに共通しているのがニつ、一つは饒舌なのと、もう一つは妙に知識が豊富なことです。饒舌なので初対面で仲介人かブローカーかを判別するのは厳しいかもしれません。しかししょせん饒舌なだけで、結構無責任な発言を簡単にします。そこで「知識が豊富」なのか「ただの知ったかぶり」なのかを見破ることが出来ればいいのですが、これがなかなか難しいのです。

これから中国へ進出しようとしているライセンサーの方々、先に挙げたような日本人ブローカーには十分気をつけましょう。

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