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「第1回中国青少年マンガ展」に行ってきたレポート 後編

2Fの様子

同人ブース 同人ブース
(同人ブース。中国では同人活動をしている人たちはほとんどがサークルという形式をとっています)

JOJOの同人社団
(JOJOが大好きだという同人サークル。)

JOJOえもん
(このドラえもんのパロディがめちゃんこ気に入りましたが、これは残念ながら同人というよりはサザエボンに近いため訴えられる確率大かな。けれども他のイラストはそのまま日本のコミックシティなどで見るのとそう変わりありませんでした。)

お気に入りのアニメ主題歌をCDに焼いて売る、の図
(「その場で作ります! アニメ主題歌CD集」。 開いた口がふさがらないとはこのこと。もちろん日本アニメの歌。用意した分が足らなかったのか、サークル仲間が外からCD−Rを買ってきて補充してました。)

アニメは有名どころがたくさん
(その手書きのポスター。選曲できる中で、ハガレン・コナン・最遊記・テニプリ・NARUTOなど。)

クレイアニメ制作 マンガ制作
(上海フーシャンメディア有限公司出展によるマンガ・アニメの制作過程の紹介ブース。アニメコーナーはその場でクレイアニメが作れるようになってました。)

上映会をする許可は……
(全てアニメシェーディングしたことで話題になった3Dアニメ「APPLE SEED」の上映会やってました。)

写真 - 見慣れた映像のパッケージ 写真 - 見慣れた映像のパッケージ
(街中でも売られている映像ソフト。当然日本アニメの大多数は海賊版ですが、これどうしようもないですね。国家がホンモノとして認めているのですから……)

写真 - コスプレコンテスト
(コスプレは相変わらず大いに盛り上がる中国のマンガ・アニメイベント。)


■「失望」の理由
はっきり言わせてもらうと、今回のイベントは現在中国で行われているマンガ・アニメイベントの縮図でした。
・ B to Cであり、海賊版商品の販売が平気で行われていること
・ シンポジウムのようなものがほぼ存在しないこと
・ マンガ・アニメイベントは開けばそれなりに人が来て儲かるという意図で行われ、そこにはこの業界を発展させていこうという意思が感じられないこと(つまり喰いもんにしている)
・ 「国内外の作品の展示」と宣伝しているが実際は海外の作品などほとんど存在しないこと

今の中国の現状を考えるとコレも仕方がないことなのかもしれませんが、ではなぜ失望したのか? それは今回このイベントで上海フーシャンメディア有限公司という、日本にも法人「株式会社フーシャンメディア・ジャパン」を設けている団体が参与していたにも関わらず、このような内容になっていたからです。

もちろん今回のイベントにどれだけフーシャンメディアの方々がからんでいたのかはわかりませんが、前回のBlogの記事で反日デモによって開催が心配された際に、フーシャンメディアの公式ホームページで発表された声明には中国のマンガ・アニメの発展に必要な要素として、

「この産業で発展をしていこうとするのなら、私たちは一生懸命学習し、日本というマンガ・アニメ・ゲームが発展した国と進んで交流し、努力することが必要です。目的は私たちの中から人材と、オリジナル作品を生み出し、私たちのマンガ・アニメ業界を発展させていくことです。」

「不幸なのは今現在、子供たちの多くが日本のマンガ・アニメを好きなことではありません。本当に不幸なのは5年後、10年後もやはりこのままの状態が続いていくことです。今のところ私たちは自分たちのマンガ・アニメがどれぐらい子供たちに好きになってもらうかということは必要ではありませんしまた悲しむこともありません。ただしもし、5年、10年後もこのような状態がつづくようであれば、それは本当に私たちにとって悲しむべきことなのです。

そのために、今回のこのイベントがあります。プロに倣い、プロと交流し、オリジナル作品を盛り上げ、人材を育成させます。」

(詳細:http://dashan.jugem.cc/?eid=115


以上のようにおっしゃっていたにも関わらず、しかしそれじゃあこのイベントはその提唱しているマンガ・アニメの発展にどうつながっていくのか?という疑問点が生じます。企業の絶対命題はもちろん儲けることですが、せめてこのイベントで何か目に見える形で自ら提唱していたモノを実現させるために努力した結晶を見せてほしかったです。

会場を借りる金額がいくらかかるのかはわかりませんが、去年7月にここでやはりマンガ・アニメのイベントを開催した団体が発表した5日間の訪問者数は20万人(多目に発表しているのだろうけれど)、今回のイベントのチケット代が30元、単純に計算しても十分元がとれたのではないでしょうか?


現状、中国国内で著作権というものに対して100%、真摯に対応していくことなど不可能に近いです。「正直者がバカを見る」世界ではありますが、それでも最初からあきらめてしまっていては何の前進もありません。このイベントを開催させた方たちの真意は未だによくわかりませんが、期待を込めてここであえて苦言を呈させていただきました。次、がんばってください。

関連リンク-----------------------------------------

http://dashan.jugem.cc/?eid=115
(過去の記事)

http://www.fushan.com/jp/
(上海浮山媒体有限公司 (上海フーシャンメディア)公式ページ)

http://www.fushan-amg.com/CCACIF2005/index.htm
(「第1回中国青少年マンガ展」の公式ページ)

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comments

6日の時点で内容をレポートすると告知しておりましたが、このイベントが7日まで続いていたため、あえてイベントが終了するまで待っておりました。

  • dashan
  • 2005/05/10 4:26 AM

確かに、会場にいるとどこまでが正規版なんだかわからなくなってくるよね。(明らかな海賊版はわかるんだけど)
企業ブース、個人ブースともに出展者任せになってるとはいえ、もうちょっとチェックしてほしいところ。
でも、チェックしたら出展できるものがほとんどなくなっちゃうのかな。
そうそう、会場で見かけた宮崎アニメシリーズは、やはり正規版でした。

  • naiyue
  • 2005/05/17 1:24 AM

そうですね。厳重にチェックなんかしなくてもすぐ撤去させられてもオカシクないブースばかりでしたね。ただ海賊版を仕方ないから売るなんて理由はいいわけでしかありませんし、逆に海賊版を出さない状況でもこうしたマンガ・アニメフェアはできると思うのですが〜…。

あの会場にあったやつは本物でしたか、ジブリ作品。
実際のところ海賊版なのに堂々と正規版という判を押して販売しているものもあるので、時に判断が鈍ります。

  • dashan
  • 2005/05/18 2:56 AM
   

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