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森永卓郎さんのミニセミナーに中国版、電車男現る

アニメイベントの最終日、森永卓郎さんをゲストに招き中国のアニメファンへ『オタク(萌え)』を語ってもらうミニセミナーが開かれました。

picture - 来場者 picture - 森永さん
(最前列が空席なのは、コスプレイヤーの子が遅刻してきたのでメイクに時間がかかっていたため……)

このときコスプレしてきた子には当日無料で展示会場入ってイイよと言っていたので、約20人ほどがコスプレしてやってきました。ただ事情を話せば、こちら中国の掲示板で告知すると簡単に人はやって来るのですが当日100人以上やって来るのは確実だと思ったので、コスプレネットワークを通してコスプレイヤーの子に連絡を取りました。ミニセミナーのスペースには約80脚のイスを準備いたしましたが、その他一般の方で席は埋まり、立ち見も出ていたので100人以上は森永さんのミニセミナーを聞いたのではないでしょうか。


『オタク』とは? 『萌え』とは?
もともと中国語にない言葉なので、通訳の方に訳してもらうときは日本語の読み方そのままで『otaku』や『moe』と話してもらいました。定義がなんなのかは、詳しくは森永さんの著書「萌え経済学」を読んでください。

ところで下記のニュースサイトに『中国ではどう訳されるか調べたところ、なんと「御宅」と表記されることがわかった。』という一文の記事があるのですが、たぶんこれはDVDなどに付けられていた字幕をただ見ただけのことなのかもしれません。少なくともこのミニセミナーに参加した来場者からオタクを『御宅[yu4 zhai2]』と発言していた人は一人もいませんでした。
http://news.goo.ne.jp/news/nna/kokusai/20051014/20051014cny001A.html

『オタク』に対しては、もっと中国語でしっくりくる、まったく別の表現が当てられておかしくないと思います。数年後にどういう言葉が生まれるのかが気になるところなのですが、実は!もうすぐ、中国のオタク誕生まで秒読み段階なのかもしれません。ミニセミナーに来ていた来場者の中に、首からカメラをぶらさげ、手には紙袋を持っているまさにオタク?っぽい男の子が来ていたのでマイクを向けると一言、

男の子「今日は電車男のコスプレをして来ました」
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上海国際芸術祭「アニメ文化芸術系列活動」 総評

すでに1ヶ月経ってしまいましたが、ようやく、というか、上海で行われたアニメイベントの総評をいたします。このイベントを簡単に紹介すると、毎年上海で行われている上海国際芸術祭というイベントがあり、その枠組みの中の一つのプログラムとして「アニメ文化芸術系列活動」というものが開催されました。上海国際芸術祭は今年で7回目となります。

picture - 開幕式の様子
(アニメの開幕式、でも中国っぽく)

さてこのBlogでも散々とりあげました中国のアニメフェスティバル事情ですが、このイベントがそれら過去のイベントと一線を画すところは、全ての展示物や運営過程において、海賊版がなく、かつ版権を侵害するような行為が一切なかったところにあります。これはJETROが主催で行うイベントであったため、一番気をつけていた部分でした。

イベント内容は大きく以下の3つに分けられます。
(1)アニメーションの作画やグッズの展示
(2)業界人向けのシンポジウム
(3)正規のルートでの映画上映「雲のむこう、約束の場所」「イノセンス」


イベントが終了して早1ヶ月が過ぎようとしており、そして賛否両論の評価が聞かれますが、私はこのイベントがこのタイミングで開かれたことに関してすごく意味があったと思っています。

なぜか?
それはアニメのみならず、コンテンツ業界を真剣に考えている人間は全員、今の日本のコンテンツビジネスに対して危機感を抱いているからです。
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